駐車場や外壁のコンクリートに苔が生えることがありますよね。
お風呂の掃除みたいにカビキラーで苔掃除が出来たら楽そうだね!
コンクリートもカビキラーもアルカリ性なので、苔の掃除に使えますよ。しかもコンクリートも痛めません!
カビキラーで上手く落とすには、吹き付けてしばらくしてからしっかり洗い流すのがポイントです。
カビキラー以外にも、苔駆除剤や中性洗剤など苔掃除ができるアイテムを紹介します♪
苔の掃除に使える高圧洗浄機の選び方や熱湯が苔掃除にOKなのか真相も解説。
苔が生えたら見た目がみすぼらしいですよね。コンクリートも劣化しちゃいます。苔掃除をしてきれいにお家を保ちましょう。是非ご一読下さい!
コンクリートの苔はカビキラーで落とす方法と注意点
苔にもカビキラーを使ってきれいに落とすことができますよ♪
苔は植物、カビは菌類という違いがありますが、同じ胞子で増えていきます。
カビキラーに入っている次亜塩素酸ナトリウムが生物や胞子の働きを弱めることができるので、苔の掃除にも使えるんです。
お風呂の掃除用に常備しているあなたはそのまま使えて便利ですね!
カビキラーはノロウイルスなどの感染力が強い病気にも使えるし、子どもがいつ嘔吐しても消毒できるように常備しておくといいかも♪
コンクリートに苔が生えてしばらく経っているものにカビキラーは効果があります。
でもコンクリートの苔をカビキラーで掃除するとダメージが出る場合もあります。注意しながら使って下さいね。
ジョンソン(株)から発売しているお風呂用洗剤の「カビキラー」を使って説明します。
まずは苔にカビキラーを吹き付けてしばらく放置
苔に直接カビキラーを吹き付けてしばらく放置しましょう。
カビキラーの商品説明には「数分後、水で流す」とありますが、表のパッケージには「5分」とあるので、5分ぐらいで大丈夫です。
「ひどいカビ汚れには20~30分置くと効果的」とあります。
実際、コンクリートにカビキラーを吹き付けてから30分の間、放置しているという情報もありました。
ただカビキラーは強力に洗浄するためコンクリートが変色するなどダメージを受ける場合があります。
カビキラーの説明には「作業後は必ず手を洗い、その後、顔、目を洗う」とあるので、人体の影響が気になる場合は、手袋・ゴーグルやマスクをして下さいね。
次に水をかけてデッキブラシなどで軽くこする
放置時間が終われば水をかけて、デッキブラシなどでこすってみましょう。
力いっぱいこするとコンクリートに傷が入り劣化しやすくなるので、注意してくださいね!
苔をこする専用のブラシも売られています。
コンクリートが傷つかないように固いブラシよりかは柔らかいブラシの方を使うようにしてみてください。
平らなコンクリートなら、メラニンスポンジでも取れますよ。広範囲の時は洗車用のブラシもおすすめです。
最後は水をかけてしっかりカビキラーを流す
最後にカビキラーが残らないようにしっかり水で流してください。見違えるほどきれいになっているはずですよ。
何度も言いますが、カビキラーは危険な洗剤のため、排水溝にもすすいだ水がきちんと流れているか確認してくださいね。
駐車場のコンクリートはもちろんですが、特に外壁のコンクリートでカビキラーを使う場合は注意が必要です。
外壁のコンクリートにはもともと防水や防苔効果のある塗料が塗られている場合があります。
カビキラーには漂白成分が入っているため、防水や防苔の塗料を変質させてしまう可能性があるのです。
すでに外壁コンクリートに苔が生えてちゃっているのは、新築の時に塗られていた防水や防苔の塗料が薄れてきているのかも。
そうであれば、塗料の塗りなおしが必要ですよ。
苔掃除にカビキラーは使えるけど、しっかり水で流さないとダメなんだね
カビキラーで苔の掃除はできるんですが、コンクリートを痛めてしまう可能性があるため、使うのにはやや不安が残りますよね。
でも安心してください!苔を駆除する専用の洗剤が売られています。
少しコストはかかりますが、苔に吹き付けた後水洗いなしで放置しておけばいいものもあります。とっても楽ちんです♪
カビキラーよりも安全で環境にも良さそうな苔の掃除方法もありますよ。
コンクリートの苔の洗剤はどれ?選び方や使い方を伝授!
苔が生えちゃったら見た目がカッコ悪いですよね。苔の胞子がアレルギー性皮膚炎につながる可能性があるので、きれいにしておいて損はありません。
カビキラー以外に、苔駆除剤や中性洗剤、環境にやさしい重曹などの薬品を使って苔を落とす方法があります。
苔駆除剤はカビキラーよりお手軽なんですよ。紹介しますね♪
苔駆除剤ならコンクリートの苔を楽に落とせる!
購入する必要がありますが、苔駆除剤が一番楽に落とせます。
苔に直接吹き付けるだけで、あとは放置しておくタイプの苔駆除剤が売られているからです。水で流す必要が無いのは楽ですよね♪
インターネットやホームセンターで買うことができますよ。
まずは「キエ~ル コケ・カビ」という商品を紹介します。
効果発揮 | 翌日から1週間ほど |
容量 | 400ml |
使える面積 | 1本で4〜8㎡ |
漂白効果 | なし。黒カビを取るには3ヶ月位かかる |
金属腐食のリスク | あり。噴霧する際金属の柵や自転車など置いているものに注意 |
アマゾンの評価数も600件を超えと非常に多く、評価も星5つ中4前後。
リピーターが多い人気商品ですよ。
では口コミを見てみましょう。
即効性もあり、繰り返して使い続ければきれいな状態を保てそうですよね。
1年後でも再発していない、という口コミもあったので、かなり期待できますね♪
使うことで長年落とせなかった苔が落ちたというレビューもあるので、頑固な苔にも是非試してみてくださいね。
外で使いますし気にならないあなたにはおすすめですよ♪
この「キエ~ル コケ・カビ」に使われている塩化ベンザルコニウム液は、医療現場でも殺菌消毒などに使われている安全性の高い成分です。
塩化ベンザルコニウム液は原液のままだと水生生物に影響があるみたいです。
池の近くなどは様子を見ながら使ってくださいね!
「キエ~ル コケ・カビ」は便利そうだけど、自然環境に配慮したいというあなたにはこちらです。
開発者が「天然由来かつ安全性の高い原料だけを用いてお客様にご満足いただける製品を作りたい」と2年かけたこだわりの商品です。
グレープフルーツ種子抽出物配合で化学合成成分を含まないため、環境にもやさしく、人体やペットにも安心です。水洗い不要です。
口コミも見てみましょう。
Amazonの評価数も200件を超えの人気商品です。
苔駆除剤は買ったはいいけど、余ってしまいそう。
それはありますね。苔駆除剤には防苔効果があり、吹き付けてからしばらくは苔が生えないそうです。
しかし日当たりや水はけをよくするなど環境を大幅に改善しないとまた生えてきます。残念ながら再び使うことがありそうです。
コンクリートを劣化させないためにもまめなお掃除が必要なので、買っておいても損はないですよ。
普段使っている食器を洗う中性洗剤で掃除してみよう
中性洗剤は、多様な汚れを落とすのに向いています。コンクリートに生えた苔が少ない場合はこれで落とすことが出来ます。
- 苔の生えたところに水をまき、そこに中性洗剤を垂らす。
- ブラシでこすってから、最後は水で流す。
カビキラーの手順とよく似ていますね。コンクリートをブラシで強くこすりすぎて傷が入らないように注意してくださいね♪
環境にやさしい重曹を使って掃除してみよう
コンクリートがアルカリ性なので、同じアルカリ性の重曹を使って掃除してみましょう。
苔は弱酸性です。なので、アルカリ性の洗剤や薬品で掃除することができます。中性洗剤よりも重曹の方が落とせる、というわけです。
- 水100mlに対して小さじ1杯の重曹を混ぜて重曹水を作ります。
- それをスプレーボトルに入れて苔に付け染み込ませ、ブラシでこすってから水で洗い流します
これもカビキラーを使うやり方とほぼ同じですね。
セスキ炭酸ソーダや過炭酸ナトリウムが家にあったら、同じアルカリ性なので使うことが出来ますよ♪
セスキ炭酸ソーダは水500mlに対して小さじ1、過炭酸ナトリウムはペースト状にして使ってみてください。
ちなみに重曹、セスキ炭酸ソーダ、過炭酸ナトリウムの順でアルカリ性が強くなり洗浄力があるのです。
一番アルカリ性が強い過炭酸ナトリウムもJIS規格のせっけんの範囲内なので、環境にいいですよ!苔の生え具合によって、薬品を変えてみて下さいね。
同じ環境にやさしいお掃除に使えそうな洗剤も酸性の薬品は使えません。
酢・クエン酸・サンポールは酸性なので、コンクリートの掃除には使っては駄目ですよ!
そういえば苔をケルヒャーで掃除してるのをみたことあるよ!
そうですね!高圧洗浄機で吹き付けながら苔がとれますよ!道具がそろえばずっと使えるのでいいかも。
ケルヒャーの選び方や必要なアイテムを紹介します♪
コンクリートの苔取りにケルヒャーを使ってもOK♪
ケルヒャーなど高圧洗浄機を使ってコンクリートの苔取りしていくことができます。
ケルヒャーは2万円~と少しお高いですが、洗車にも使えるしあってもいいかもしれません。
ケルヒャーの高圧洗浄機にはK2、K3、K4、K5などのシリーズが売られています。
水圧が充分で、サイクルジェットノズルという苔取りに必要な付属品ががついてるのがK3シリーズなので、K3シリーズがおすすめです。
もしケルヒャーを購入するなら注意が必要です。
- 交流電気の周波数が東日本が50Hz西日本が60Hzなので、対応している機種を購入する
- 別売になっている水道の蛇口をケルヒャーをつなぐ専用のホースを購入する必要がある
日本国内は交流周波数が2つに分かれてるので、あなたの地域がどのHzが確認してから購入してくださいね!
ケルヒャーは、バケツなどの組み水から給水できるホースが付属されているのですが、組み水で掃除すると水圧の威力が非常に弱いのです。
水道の蛇口から給水すると水圧が高いので、別売りの水道水から給水するホースを購入しましょう。
ホースの両端にアタッチメントがついているホースを選びましょう。アタッチメントのおかげで水道の蛇口にもケルヒャーにもしっかりホースを固定できます!
ケルヒャーの純正ホースもありますし、タカギからも販売されています。
ケルヒャーで苔取りした後先ほど紹介した苔駆除剤をまくと掃除の後もキレイに保てるかも!水圧でコンクリートが傷つかないように気を付けて使用して下さいね!
でも高圧洗浄機を買わなくても熱湯が苔取りに使えるんじゃないの?
環境にもコスパも良さそうなので熱湯でも掃除できそうですよね。でもコンクリートに熱湯をそのままかけてはいけません!
正しいお湯を使った苔掃除の仕方を紹介しますね。
コンクリートの苔に熱湯はNG!正しい掃除の仕方とは
ツイッターでもやかんの熱湯をコンクリートの苔にかけて、除去しているものがいくつかありました。
熱湯をかけて雑草を枯らしているYouTubeを見たこともあります!同じように苔にもできるかもしれません。
でもコンクリートってそもそも熱湯に耐えられるように作られていないんですよ!夏場でもコンクリートの表面温度は60℃だそうです。
コンクリートの劣化を防ぐためにも熱湯を直接苔にかけるのはやめましょう!
熱湯ではなく、少し冷ましたお湯を苔にかけて掃除する方法がありましたのでご紹介しますね。
- まずは45℃~50℃のお湯を用意します。
- 苔に直接やや広めにお湯をかけます。
- お湯を染み込ませた苔をブラシで落とし、最後は水で流します。
- 1~3を3回繰り返していきます。
50℃のお湯はどうやって作るの?と疑問だと思います。沸騰のお湯と水が1:1で55℃ほどです。沸騰のお湯より多めの水を加えて50℃にしましょう。
1回だけでは苔の根まで枯れないので、3回繰り返して徐々に落としましょう。
何度もお湯をコンクリートにかけると劣化の心配があります。
コンクリートの素材に防水シートが施してある場合だとお湯で痛んでしまい、また、外壁だと塗装にダメージがでるかもしれません。
コンクリートの目立たないところで試すなど、コンクリートの素材とやけどに充分注意しておこなってくださいね!
まとめ
- コンクリートについた苔はカビキラーで落とすことが出来る
- 苔に直接カビキラーを吹き付けてしばらく放置した後、ブラシなどでこすり、あとはしっかり水で流す
- カビキラーは強力な洗浄力があるため、コンクリートが変色しないか試した方がよい
- 外壁のコンクリートはカビキラーを使うと塗料が変質してしまう場合があるので注意する
- カビキラー以外に、苔駆除剤や中性洗剤、環境にやさしい重曹などの薬品、を使って苔を落とす方法がある
- ケルヒャーなど高圧洗浄機を苔取りに使ってもよい
- ケルヒャーを購入するときは、高周波数注意したり、別売りホースが必要である
- コンクリートに熱湯をかけて掃除するのは避ける
コンクリートの苔にカビキラーを使っても大丈夫なことが分かりました!
掃除には何でもカビキラーを使っていましたが、苔駆除剤というカビキラーよりも手軽な洗剤の存在を知れてよかったです。
苔はコンクリートが劣化しないためにもまめに苔掃除した方が良さそうですね。
あなたのお家の苔もキレイにお掃除ができますように。
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