突然、土砂降りに見舞われて靴が濡れてしまった!
はたまた、子供が上履きを洗い忘れて、慌てて洗ったけど乾かなくて困った経験はありませんか?
そのままにしておくとクサくなるしな…。洋服みたいに脱水ができたらいいのに…。と思いますよね。
実は、靴も、洋服みたいにドラム式洗濯機で脱水ができるのです。
ただ、各ドラム式洗濯機メーカーでは推奨されていないのでご注意ください。
今回はドラム式洗濯機を利用して脱水する方法から注意点、エラー時の対処法、ドラム式洗濯機で乾燥させる方法まで解説していきます。
知っておけば、梅雨時期の靴トラブルにも役立つこと間違いなし!
ドラム式洗濯機で靴を脱水することに抵抗があるあなた、ドラム式洗濯機ですでに脱水をしているあなたもぜひチェックしてみてください♪
ドラム式洗濯機で靴を脱水してなるはやで乾かそう
濡れたものを早く乾かすために必要な脱水。もちろん、靴も脱水をしたら乾きやすくなりますよね。
乾くまでに時間がかかってしまうと、雑菌が繁殖して、嫌なゾンビ臭の原因になります。
ドラム式洗濯機は靴も脱水できるので上手く活用しましょう。
ただし、靴を脱水する際にはやり方を間違えると洗濯機が故障する可能性もあるんです。
ドラム式洗濯機で靴を脱水する際の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
ドラム式洗濯機で靴を脱水する前の準備
ドラム式洗濯機で靴を脱水する前には、事前に準備が必要です。
洗濯槽を傷めたり、洗濯機を故障させたりしないための大事なポイントなのでぜひチェックしてみましょう。
- 手順1靴裏の小石を取り除く
- 洗濯槽が傷つくのを防ぐ
- 手順2靴のヒモをはずす
- 脱水中の、ヒモの絡まりを防ぐ
- 乾きやすくなる
- 手順3中敷きをはずす
- 中敷きの下に入り込んでいる小石や砂などで洗濯槽が傷つくのを防ぐ
- 手順4洗剤を使って、きれいに洗う
靴の種類によっては、中敷きがとれない場合がありますので、無理してはがさないように注意してください。
少し手間がかかりますが、後悔につながらないようにしっかり事前準備はした方がいいですね♪
ドラム式洗濯機で靴を脱水する方法
ドラム式洗濯機で靴を脱水する時は、洗濯ネットを必ず使用してください。
ドラム式洗濯機の脱水は、洗濯槽を高速で回転させて生まれる遠心力を使って水分を飛ばしています。
脱水中に、靴をくるんでいたタオルが外れてしまうと、靴や洗濯槽を傷めてしまう可能性があります。
靴の中にもタオルを詰めると、型崩れを防ぐことができますよ。
準備するもの:汚れてもいい乾いたタオル(2枚)•洗濯ネット
- 手順1洗った靴の水分を乾いたタオルで十分にふき取る
- 手順2靴を片方ずつタオルでくるむ
- 手順3洗濯ネットに入れる
- 手順4ドラム式洗濯機の脱水コースを選択
- 手順5脱水後に靴全体に、風が行きわたるように干して完了
干し方や気候などにもよりますが、3〜4時間ほどで乾きます。紫外線による生地の縮みを避けるため日陰干しがいいですよ♪
スニーカー•上履きは3分、メッシュ素材ランニングシューズは1分。靴の素材に応じて調整してください。
タオルでくるむときに、両端を輪ゴムなどでキャンディーのようにとめると、タオルが外れにくくなります。
脱水まで終われば、後は乾かすだけですね♪
家の中で乾かす場合、玄関は風通しが悪いので避けてくださいね。
ドラム式洗濯機で靴を脱水する時の3つの注意点
靴を入れてドラム式洗濯機を回すとものすごい音がして、洗濯機が壊れそうな感じがしますよね。
実際、以下の理由から日立やパナソニックなどのメーカーは、ドラム式洗濯機で靴を脱水することを推奨していません。
- 洗濯槽が傷つく可能性がある
- 靴についていた小石などが洗濯槽に入り込み故障の原因になる可能性がある
靴の脱水ができても、ドラム式洗濯機が壊れてしまうのは困りますよね。
洗濯機の故障を避けるために、靴を脱水するときの3つの注意点をしっかり守ってください。
- ドラム式洗濯機や靴を痛めないために使用する洗濯ネットはクッション性の高いものを選ぶ
- 一度の脱水で靴は2足まで
- 靴同士の摩擦や洗濯槽への衝撃を和らげるために、靴を片方ずつタオルでくるむ
タオルでくるむことで脱水時の音も軽減される
お気に入りの靴を脱水して履けなくなってしまったら悲しいですよね…。
今では、靴専用洗濯ネットも販売されているんです。
靴も洗濯機も守るために、ぜひ使うことをおすすめします。
洗濯ネットの中には衝撃吸収クッションがついていて、靴同士の衝撃はもちろん洗濯槽への衝撃も防いでくれます。
タオルでくるむ手間が省けるのがうれしいですね。
100円ショップでも販売しているのであなたが納得のいく洗濯ネットを探してみてください♪
すべての靴が脱水できるわけではない
残念ながら、すべての靴がドラム式洗濯機で脱水ができるわけではありません。
洗えない素材の靴や飾りがついている靴などは脱水できないので注意しましょう。
脱水できる靴
- スニーカー(布製)
- 上ばき
- スリッポン(布製)
- そのほかの布製の靴
脱水できない靴
- スニーカー(レザー•スエード)
- 革靴
- スパイク
- ブーツ
- ヒールのある靴
靴で悩ましいのは、合皮素材の靴ですよね。洗うことはできても、脱水をしても大丈夫なの?と考えてしまいます。
靴についている洗濯表示や取り扱い説明書を確認してください。
型崩れや合皮のはがれが心配であれば、靴を脱水することを控えたほうがいいですね。
ドラム式で靴の脱水中にエラー!対処法と5つの代替手段
ドラム式洗濯機で靴の脱水をいざ始めてみるとエラーが出ることがあります。エラーが出ると慌ててしまいますよね。
靴は、ビショビショで濡れたままだし、これでは乾かないし…と頭が真っ白になってしまいます。
安心してください♪慌てる必要も、頭が真っ白になる必要もないですよ。
ドラム式洗濯機でエラーが出たら、洗濯槽内の偏りをなくすことで解消できますよ。
もし解消できない場合は、代わりの方法で脱水しましょう!
ドラム式洗濯機で靴の脱水ができなかったあなたに、エラーの対処法とドラム式洗濯機以外で靴を脱水する方法や、なるはやで乾燥ができる方法をご紹介します。
ドラム式洗濯機のエラーが出たら偏りをなくそう
ドラム式洗濯機で靴を脱水をすると、エラーになってしまい脱水ができない場合があります。
理由は、ドラム式洗濯機は、洗濯物が偏ると止まってしまうからです。
使わないバスタオルなどクッションになるものをドラム式洗濯機の中に入れて偏りをなくせば、脱水ができない状態を直すことができます。
それでも脱水ができない場合は使用を中止してください。
洗濯機で脱水できなかった場合は、これからご紹介する代わりの方法をぜひお試しくださいね♪
新聞紙をすき間なく靴の中につめて吸水する
新聞紙は、普通の紙よりも水分を吸収しやすい性質を持っています。
湿気対策として昔から活用されていますよね。新聞紙の性質を利用して靴を脱水•乾燥させましょう。
靴に丸めた新聞紙をつめ、新聞紙に靴の水分を吸収させることで乾燥させます。
新聞紙をつま先からかかとまで、隙間を埋めるようにつめるとより早く靴を脱水、乾燥できます。
新聞紙が水分を吸収できなくなったら、その都度新しい新聞紙に交換してください。
新聞紙がなければキッチンペーパーでも代用できますよ♪
靴をドライヤーや扇風機で乾かす
ドライヤーや扇風機は水の蒸発を促すので、乾く時間が短縮できます。
洗った靴の水分を乾いたタオルで十分に拭きとり、ドライヤーや扇風機の風を当てて乾かす方法です。
扇風機の風量はそよかぜくらいで大丈夫。
靴の接着剤やコーティングを溶かしてしまう可能性がありますので、ドライヤーは冷風モードで使いましょう。
どうしても温風モードで使いたい場合は、できる限り靴から離して、靴の状態を確認しながら使用してください。
扇風機がなければ、エアコンの風が当たるところに置いておくのも有効です。
靴専用乾燥機を使って乾かす
家庭用の靴専用乾燥機は、自然乾燥よりも早く、衛生的に乾かすことができ生乾きも防げます。
布団乾燥機に靴用のアタッチメントがついている機種もありますよね。
タイマー機能を使ってムダなく乾燥することができます。
消臭機能がついているもの、静音性の高いものといろいろな種類がありますので、あなたに合うものを選んでみてください♪
おすすめはこちらです。
洗ったばかりのスニーカーも30分ほどで乾燥することができ、オゾン脱臭もついてるので靴の嫌なニオイもとってくれます。
洗えない革靴やスパイクが乾燥できるのもうれしいポイントです。
2足同時に乾燥できるのも魅力♪
小型で収納場所にも困らないところもいいですよ。
家庭用の小型脱水機を使ってパワフルに脱水する
「ドラム式洗濯機がエラーになったけど、家で脱水がしたい。」「靴1足のために、ドラム式洗濯機の脱水機能をわざわざ使うのはなんだかもったいない。」というあなた。
そんなあなたにおすすめなのが家庭用の小型脱水機です。
脱水のみに特化して作られているので脱水力はダントツです。
ドラム式洗濯機の脱水機能に劣らず、パワフルに脱水してくれるので、乾燥までの時間を大幅に短縮してくれますよ♪
一般的な洗濯機よりも脱水能力が高く、給水口がついているので「すすぎ」もできます。
コンパクトで軽いので女性でも持ち運びができます。
脱水槽の取り外しができて洗うことができるので清潔に保てるのはうれしいですね♪
コインランドリーを使って乾かす
コインランドリーを使えば、靴を洗うことから乾燥までできてしまいます。
ドラム式洗濯機で靴の脱水ができなかったあなたや4つの代替手段ができないあなたの最終手段としてピッタリ!
お使いの洗濯機も汚すこともなく、しっかり洗えて乾燥時間も早いので助かりますよね。
コインランドリーには、靴専用の洗濯機と乾燥機が置いてあることがあります。
場所にもよりますが、1回200円くらいで、洗濯から脱水まで20分ほどでできます。
今は、コインランドリーにカフェが併設されているところもあるので、ホッと一息つくのもいいですよ♪
コインランドリーの靴専用洗濯機は、ドラム式洗濯機ではないので乾燥まではできません。
乾燥する場合は、靴専用乾燥機を利用してください。
ドラム式洗濯機のエラーが解消されない場合は、あなたに合った代替手段を選んで脱水しましょう。
私は、靴をブンブン振り回して水分を飛ばしていました♪
ドラム式洗濯機で靴の乾燥もしたい!
靴を脱水しても、次の日に本当に乾くか心配な時もありますよね。
そんな時は、お使いのドラム式洗濯機の機能を見直してみてください。
ドラム式洗濯機には靴の乾燥ができる機能がついている機種があるのです。
それぞれのメーカーで名称が異なるので、取り扱い説明書で確認してください。
靴の乾燥ができないドラム式洗濯機での使用は、洗濯槽を傷つけて故障してしまったり、靴が型崩れをしてしまったりするのでおすすめしません。
ドラム式洗濯機の靴乾燥機能を活用しよう
お使いのドラム式洗濯機に靴の乾燥ができる機能がついているなら活用しない手はありません。
家で乾燥までできれば、靴が乾くまでの時間を気にしたり、靴を乾かすための余計な手間も省けますよ。
ドラム式洗濯で靴を乾燥させると次のようなメリットがあります。
- 2〜3時間で乾く
- 乾かしている間に雑菌がわかない
- 生乾き臭が気にならない
靴専用乾燥機と効果はあまり変わりませんが、収納場所やコンセントの位置を考えなくてもいいのでうれしいですね♪
靴を乾燥した後がどうしても気になる場合は、洗濯槽洗浄をすることをおすすめします。
靴を洗ったあとはぜひドラム式洗濯機を使って、次の日に爽やかな気持ちでキレイになった靴を履けるとうれしいですね♪
まとめ
- 靴は、ドラム式洗濯機で脱水できる
- 乾くまでに時間がかかると靴に雑菌が発生して嫌なゾンビ臭の原因になるため、脱水をするのがおすすめ
- ドラム式洗濯機で靴を脱水する前には、靴と洗濯槽を守るため事前に小石や砂が入っていないか確認することが必要
- ドラム式洗濯機で靴を脱水する時は、洗濯ネットを必ず使用する
- 洗濯機の故障を避けるために、クッション性のある洗濯ネットを使用する、1回の脱水に2足まで、片足ずつタオルでくるむことが注意点にあげられる
- すべての靴がドラム式洗濯機で脱水ができるわけではなく、革靴やスパイクなどは脱水できない
- ドラム式洗濯機のエラーは、洗濯物の偏りが原因
- 靴を脱水する方法は、ドラム式洗濯機以外に新聞紙やドライヤー、扇風機、靴専用乾燥機、家庭用小型脱水機やコインランドリーがあげられる
- ドラム式洗濯機には靴の乾燥ができる機能がついている機種がある
- 靴を乾燥した後が気になる場合は、洗濯槽洗浄をするのがおすすめ
突然のゲリラ豪雨で靴が濡れたり、子供の上ばきを急いで乾かしたり、靴を早く乾かしたい時って結構あるんですよね。
靴を乾かすのは一苦労。脱水だけでも時間と手間が減るのは助かります♪
お気に入りの靴を脱水して、一晩でカラッと乾燥させて、次の日も気持ちよく出掛けましょう!!
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