ドラム式では柔軟剤がいらないって聞いたけど本当?
肌触りが良くなったり、良い香りが長続きしたりするという理由から、なんとなく使っている場合が多いのではないでしょうか。
ドラム式に柔軟剤がいらない理由は、乾燥モードを使うことで衣類はふわふわになりますが、同時に香りも飛んでしまい、花粉や静電気については衣類用スプレーで予防できてしまうからです。
このようにドラム式だと柔軟剤の効果が発揮できないことを知らずに使い続けていると無駄な出費がかさむことに・・!
この記事ではドラム式で柔軟剤がいらない詳しい理由や、柔軟剤なしでも衣類を良い香りにする方法・洗濯物をふわふわに仕上げる方法も紹介しています♪
ドラム式なら柔軟剤はいらない!3つの理由
ドラム式を使われている場合の多くは、洗濯から乾燥まで一つの洗濯機で終わるからだと思います。
その場合、ドラム式に柔軟剤はいらない理由が3つあります。
- 温風による乾燥で柔軟剤の匂いが飛んでしまう
- 花粉や静電気などは衣類用スプレーでも予防できる
- 乾燥をかけるだけで柔軟剤なしでも十分ふわふわになる
具体的に、ドラム式で柔軟剤がいらない理由について解説していきます♪
柔軟剤の良い香りは温風で乾燥させると飛んでしまう
ドラム式で良い匂いを香らせたいなと思い、柔軟剤を使用している場合もあるかと思いますが、実は意外と匂いがしない、なんてことありませんか?
実はドラム式の乾燥モードで乾燥をかけている間に、柔軟剤の良い香りが飛んでしまっています!
これがドラム式に柔軟剤がいらないと言われる最大の理由です。
柔軟剤のCMで「服を叩くと良い匂いが弾ける〜」というシーンを見たことがあるでしょうか?
その「服を叩くと〜」の現象が、ドラム式では乾燥中に全て終わってしまうのです・・。
具体的にどういうことかというと、柔軟剤に含まれる香りの成分は熱により蒸散しやすい性質を持っています。
そのため、温風を使って洗濯物を乾燥させるドラム式では、洗濯物を乾かしている間に柔軟剤の香りが飛んでしまうのです。
柔軟剤の香りを衣類に残したくて使っていたのに、ドラム式で乾燥かけていたら意味がないのね・・。
だからこそ、ドラム式では柔軟剤がいらないのです。
花粉や黄砂に静電気まで衣類用スプレーで簡単予防♪
柔軟剤のパッケージに「花粉吸着を抑える!」など書かれているのを鵜呑みにしていませんか?
花粉症で出来るだけ家に持ち込む花粉は減らしたいと考えていると、ついこの文言に踊らされてしまいそうですよね。
花粉の季節の外出を想像してみると、実は上着を着ていることがほとんでではないでしょうか。
上着への付着を防ぎたいなら、衣類用スプレーで付着するのを防いだ方が効果的で経済的です。
実際にクリーニング店などでも使われている業務用のものなので、安心してお使いいただけますよ。
花粉だけでなく、静電気も予防してくれるので、柔軟剤のパッケージに書いてあることと同じ効果を発揮してくれます!
自宅の洗濯機を使って洗うのは主に日常的に使う、下着・パジャマ・お洋服ですよね。
柔軟剤で衣類をコーティングしても、そもそもパジャマで外出しないので、柔軟剤の効果がもったいなく感じます。
確かに、そう考えると柔軟剤を使って洗濯していても無駄に使っていて経済的じゃないわね
柔軟剤も安くはないので、日用品のランニングコストを抑えるためにも、ドラム式でのお洗濯をされているのであれば、柔軟剤はいらないでしょう。
柔軟剤を使うと、確かに花粉や黄砂などの大気汚染物質の付着を防いでくれますが、洗濯物全てにそれをする必要があるかというとそうではありませんよね。
日頃の洗濯でどの用途の衣類が多いかを再確認することで、柔軟剤を使わなくても良さそうね!
乾燥モードで柔軟剤なしでも洗濯物はふんわり仕上がる
ドラム式には乾燥モードがついていますよね。
人によっては好みが分かれるので、乾燥モードを使用せずにお外に干して、ということをされていることもあるかもしれません。
しかし、この乾燥モードが意外と優秀で、柔軟剤なしでも衣類をふわふわに仕上げてくれるのです!
なぜドラム式の乾燥モードが優秀かというと、洗濯物を撹拌しながら温風を通すことで、繊維を自然に起き上がらせ、ふんわりとなるからです。
元々ドラム式での洗濯の仕方がたたき洗いなことにより、洗濯をすると繊維がべったり寝てしまいます。
これでは、普通に干しても衣類がごわついてしまいます。
そこで、乾燥モードを用いて洗濯物を乾燥させることにより、寝ていた繊維を元通りに起こしてくれるのです。
お外に干したい派であれば、乾燥モードで完全に乾かすのではなく、下記の手順で干していただいても同じ効果を得られますよ♪
化学繊維で作られているお洋服はあまり変化がないので、特に綿のお洋服やタオルにおすすめの干し方になります。
乾燥モードも上手に活用することで、外干しで柔軟剤なしでもふんわりと肌触り良く仕上げることができますよ。
さらに、外干しの時間も短縮できて一石二鳥です♪
雨の日など洗濯物が乾きにくい日は、乾燥機で30分くらい回してから干しています
もちろん、乾燥モードの機能で洗濯物を乾かしても洗濯物をふわふわに仕上げることができます!
ただし流石に温風で乾燥をかけているといえど、終わってすぐに取り出さないとゴワゴワしていますのでご注意ください!
通常のお洗濯と同じように、乾燥モードも終了したらすぐに洗濯物を取り出すようにしましょう。
☆柔軟剤がいらなくなって余った場合には、家にあるものでディフューザーが作れますよ♪
柔軟剤ディフューザーの作り方は材料費ゼロ!?アレンジ方法も紹介♪
ドラム式で柔軟剤なしでも良い匂いにする方法とは?
ドラム式に柔軟剤がいらない理由として、乾燥をかけている間に香りが飛んでしまうという点がありました。
柔軟剤を使わなくても、衣類を良い匂いにする方法はないの?
今回、ご紹介する柔軟剤を使わずに衣類を良い匂いにする方法は“洗濯後”がポイントです。
柔軟剤の代わりにファブリックミストやエッセンシャルオイルを使うことで、衣類を良い匂いにすることができます!
私もドラム式で柔軟剤を使っていましたが、香りを感じにくくて困っていました・・
このファブリックミストやエッセンシャルオイルは、柔軟剤のように洗濯する時に使うわけではなく、洗濯後の衣類に使うことで香りづけをします。
お好みの方法で、柔軟剤を使わずに衣類を素敵な匂いで包んであげてください♪
ファブリックミストを使う
ファブリックミストは、衣類に直接吹きかけるだけで香りづけ以外にも、柔軟剤並みの効果を得ることができます!
ファブリックミストは、ドラッグストアやホームセンターの洗濯用洗剤のコーナーで購入できます。
身近に売っているので簡単にお試しいただくことができますよ♪
中には柔軟剤と同じ香りのものもあるので、元々好きな香りの柔軟剤を使っている場合は乗り換えしやすいのも嬉しいポイント!
ドラム式で乾燥をかけるとシワが目立ちやすいのが気になるわ・・
シワを伸ばすという効果については、通常のアイロンがけの時に使用する霧吹き代わりに使うことで香りづけとシワ伸ばしをしてくれます。
良い香りもつけつつ、シワも伸ばしも助けてくれる、ありがたいアイテムですね♪
ただ、ファブリックミストは柔軟剤と比べると、衣類に残る香りは短い傾向にあります。
長時間にわたって香りを保ちたい場合は、定期的に吹きかけ直すことをおすすめします。
こちらの商品であれば、吹き直しすることなく1日のおでかけ程度であれば香りが持続します。
香水ほど匂いがキツくなく、ほのかな香りで癒されると口コミでも高評価!
除菌効果やシワ取り効果、静電気防止効果もあり、機能面も柔軟剤並みに充実していて、おすすめのファブリックミストです♪
エッセンシャルオイルを使う
柔軟剤ではなく、エッセンシャルオイルで衣類に香りづけをする場合、植物由来の香りでリラックス効果を得られるのが嬉しいポイントです♪
そもそもエッセンシャルオイルについてご説明すると、エッセンシャルオイルとは天然由来の植物から抽出された精油のことになります。
植物由来ということもあり、柔軟剤のような人工的な香りではないので、匂いを嗅ぐだけでもリラックス効果を得ることができます!
そんな嬉しい効果を持つエッセンシャルオイルの使い方ですが、衣類に直接垂らすことができないことだけご注意を!
エッセンシャルオイルで衣類に香りづけする方法は、次の通りです。
こうすることで、柔軟剤なしでほんのり衣類に香りをつけることができます!
無印良品であれば、実店舗で実際に香りを嗅ぐことができるので、効能だけでなく、自分の好みの香りを選びやすいです。
元々はアロマストーンやアロマディフューザーに使用するために販売されていますが、衣類の香りづけにも使用することができますのでご安心を。
アロマオイルとしても活躍するので、自分に合った効果のエッセンシャルオイルを選んで使ってみてください!
ドラム式でも柔軟剤を使わないで洗濯物をふわふわに!
ドラム式なら乾燥モードを使えば簡単に洗濯物をふわふわに仕上げることができることをお伝えしました。
ただ、乾燥モードを使えないデリケートな洗濯物もありますよね。
そんな乾燥モードを使えないような洗濯物も柔軟剤を使わないでふわふわにしてくれるアイテムがあります!
乾燥モードで乾かすときも、1アイテム追加することで洗濯物をよりふんわりさせてくれるものもありますよ。
これらを上手に活用して、肌触りのよい気持ちいいお洗濯にしましょう!
柔軟剤の代わりにクエン酸でゴワつきを軽減
お家の水垢汚れに強いクエン酸ですが、弱酸性の性質を持っていることが柔軟剤の代用となる大きな特徴です。
洗濯にクエン酸を使用することで、アルカリ性に傾いた洗濯水が弱酸性のクエン酸で中和され、洗濯物のゴワつきを減らすことができるのです!
そもそも何で洗濯水がアルカリ性に傾くのかしら
衣類につく皮脂汚れなどは洗濯洗剤で落としますよね。
その汚れを落とす洗濯洗剤は、基本的に弱アルカリ性で作られています。
日常的な汚れを落としやすくするために、洗浄力の高い弱アルカリ性で作られているので、洗濯をするときのお水がどうしてもアルカリ性に傾いてしまいます。
そのため、クエン酸を使用することで洗濯水の性質を中和してあげると、洗濯物にも優しいのです。
洗剤の性質をあまり気にせず使っていたけど、理解するとなるほどと思えるわね!
洗濯の際にクエン酸を正しく使って、洗濯物をふわふわに仕上げましょう!
クエン酸の量が多いほど効果が出ると勘違いしてたくさん入れてしまうと、逆に洗濯槽がサビてしまう恐れがあるのでご注意を!
40Lの洗濯水に対してクエン酸は小さじ1杯でお洗濯してあげてください♪
柔軟剤と同じく、投入のタイミングは最後のすすぎで入れて、クエン酸でも洗濯物をふんわり仕上げてあげましょう!
柔軟剤の代わりに重曹で抗菌効果を発揮
重曹は弱アルカリ性で洗浄力が高く、お家のいろんなお掃除に使えることで有名ですよね。
洗濯にも重曹を使用することができ、衣類の気になるニオイはもちろん、生乾き時の雑菌の繫殖を抑えてくれる効果があります!
柔軟剤の代わりに重曹で洗濯をする方法も簡単なので、ぜひご自宅にある重曹で試してみてください♪
- 1重曹を30〜40℃のぬるま湯で溶かす
- 2溶かした重曹を柔軟剤投入口に入れる
柔軟剤の投入タイミングと同じタイミングで重曹を入れるので、柔軟剤投入口に入れましょう。不安な場合はすすぎのタイミングで溶かした重曹を入れてください。
- 3通常の洗濯モードでお洗濯
通常柔軟剤はすすぎのタイミングで投入されるので、重曹もそのタイミングで投入すればOKです。
また、洗濯槽に発生するカビは、洗剤や柔軟剤が溶けきらずに残ったカスが原因なので、重曹を使うことによって洗濯槽内部の菌の繫殖を防ぐことができますよ。
柔軟剤のパッケージにはよく、「抗菌効果」と書かれていますが、重曹のように柔軟剤でなくても雑菌の繁殖を抑えてくれます。
柔軟剤のパッケージを見ると魅力的に感じることもありますが、その情報だけに踊らされないよう賢くお洗濯できると最高ですね!
重曹を使えば、生乾き時の雑菌の繫殖を抑える効果があるので、嫌な生乾き臭も抑えられそうです。
部屋干しが増える季節のお洗濯には、重曹を取り入れるのがいいかも♪
ウールボールを使って洗濯物をより柔らかく仕上げる
ウールボールとは、乾燥モードで使うときに洗濯物と一緒に入れるウール性のボールです。
ウールボールを使うことでより効率よく洗濯物をふんわり仕上げることができます。
乾燥モードを使用する場合にメリットが多すぎるので、使わない手はないです!
使い方は、ドラム式で乾燥モードを始める前に、ウールボールを投入するだけ!
全自動なら脱水後に乾燥モードを選択してから投入すればOKです♪
まさかの嬉しい電気代節約まで叶えてくれる優秀アイテム!
1つ持っておくだけで繰り返し使用することができるので、ドラム式の乾燥モードを使用して洗濯物を乾かしているのであればぜひ試してみてください!
まとめ
- ドラム式で柔軟剤がいらない理由は、搭載されている乾燥モードによって衣類をふわふわにできるが、柔軟剤の良い香りは飛んでしまうため
- 柔軟剤は花粉や黄砂などの付着を防ぐ効果があるが、実際に付着する上着は洗濯機では洗わないため、柔軟剤はいらない
- ドラム式では乾燥モードを使うことで衣類を柔らかく仕上げることができるので、柔軟剤はいらない
- ファブリックミストを衣類に直接吹きかけることで香りづけやシワ伸ばし、静電気防止効果など、柔軟剤並みの効果を得られる
- エッセンシャルオイルを垂らした布やティッシュなどを衣類と一緒にタンスの中に入れることで、植物由来の香りをほんのりつけられる
- 柔軟剤の代わりにクエン酸を使うことで洗濯物のゴワつきを減らすことができる
- 柔軟剤の代わりに重曹を使うことで衣類の気になるニオイや雑菌の繫殖を抑える効果がある
- ウールボールを使うことでより効率よく洗濯物をふんわり仕上げることができる
ドラム式では柔軟剤の効果を発揮できないために柔軟剤はいらないことが分かりましたね。
柔軟剤がなくても、エッセンシャルオイルやファブリックミストなどを使うことで良い香りをつけられます。
また、乾燥機を使ったり、クエン酸や重曹を使ったりすることで、柔軟剤なしでも衣類をふんわり仕上げることができます。
今まで当たり前のように柔軟剤を使っていても、ドラム式であれば、柔軟剤を使わないという選択をしてみるのもいいのではないでしょうか。
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