白いコートは、ファッションに華やかさとかわいさを添えてくれるアイテム。
春だけではなく冬も人気ですよね♪
白いコートって汚れが気になって、着るのも勇気がいるのよね。
洗濯ができる白いコートの汚れは、自宅でケアができるので大丈夫!
白いコートは色の特性上、汚れが目立ってしまうデメリットがありますよね。
「外出先でコーヒーをこぼしてしまった」「そで口やポケットの部分が黒ずんでいる」など、コートが汚れてしまうと気分も落ち込みますね。
汚れを放置していると、どんどん取れにくくなってくるので早めのケアが必要なのです。
お気に入りのコートを長くきれいな状態で着られるように、自宅でできる汚れの落とし方から白いコートの保管方法までを紹介します。
きっと、お気に入りの白いコートを長く楽しめますよ♪
白いコートの汚れは種類と素材に合わせて落とそう!
白いコートを汚してしまうと慌ててしまいがちですが安心してください♪
自宅で洗濯ができる白いコートの汚れは落とすことができますよ。
白いコートの素材や汚れの種類によって落とし方が違うので、正しい方法で早めに汚れを取りましょうね。
まずは、色落ちや変色がないかを、コートの裏側の裾部分で試して確認をしてください。
汚れ落としのコツは、「やさしく・手早く・広げない」ですよ!!
それでは、白いコートを正しい方法で汚れを落としていきましょう!
まずは洗濯表示を確認!おけにバツ印は家庭で洗えない
まず、汚れを落とす前に、洗濯表示を確認しましょう。
白いコートの洗濯表示を見て、洗濯OK (おけに手を入れている図)なら自宅で洗えます。
洗濯NG (おけにバツ印が書かれている図)ならクリーニングに出しましょう。
詳しい洗濯表示はこちら。
洗濯NGのコートでも、汚れが狭い範囲であれば自宅で落とすこともできます。
ただし、汚れを落とした部分だけ風合いが変わってしまう場合があるのであまりおすすめしません。
洗濯表示がわかれば、白いコートの汚れ落としを失敗するリスクが減りますね♪
汚れの種類は水溶性と油溶性と不溶性の3つ
次に、確認するのは汚れの種類です。
汚れの種類は、水溶性•油溶性•不溶性の3つに分けられます。
汚れの種類がわからない場合は、白いコートの汚れている部分に水を1滴垂らしてください。
水が染み込めば水溶性の汚れ、はじけば油溶性の汚れ、水が染み込むことも、はじくこともなければ不溶性の汚れとなります。
水溶性の汚れ | 油溶性の汚れ | 不溶性の汚れ |
---|---|---|
コーヒー | 油 | 泥 |
ジュース | チョコレート | サビ |
ワインなどの酒類 | バター | ボールペンのゲルインク |
ソース | 油性ボールペン | 墨汁 |
ケチャップ | 口紅 | |
しょうゆ | ファンデーション |
汚れの種類が、水1滴で確認できるのは助かりますよね♪
不溶性の汚れは、水にも油にも溶けないのでクリーニングでのシミ抜きがおすすめ。
ウール製白いコートの汚れを落とす方法
ウール素材は、コートの素材では代表的な素材。保温性が高く暖かいので真冬に着るコートに使われることが多いですよ。
カシミア•アンゴラといった高級天然素材のコートはクリーニングに出すことをおすすめします。
洗濯表示が、洗濯OK(おけに手を入れている図)になっているコートは自宅で汚れが落とせます。
汚れが軽い場合は、質感を落とすことなく、水をつけたタオルなどで汚れを落とすことができますよ。
用意するもの
- おしゃれ着洗い用液体中性洗剤
- きれいなタオル
- ティッシュ
- 手順1ティッシュやタオルで汚れをつまみ取る
- こすってしまうと汚れが広がってしまうので、イメージは吸い取る感じで
- 手順2汚れがついた部分の裏地に、乾いたタオルを敷く
- 手順3水で濡らしたタオルに中性洗剤を含ませる(*油溶性の汚れを除く)
- 手順4敷いたタオルに汚れを移す感じで、表地からやさしくトントンと軽くたたいていく
- 敷いたタオルに汚れがついたらきれいな部分に変え、汚れが移らなくなるまで繰り返す
- 手順5すすいで固く絞ったタオルで、たたくようにしっかりと洗剤を取り除く
- 手順6乾いたタオルを表裏両面から押し当てて、しっかり水分を取る
- 手順7陰干しをして乾燥させる
- 直射日光に当てると変色の原因になる
*油溶性の汚れの場合は、30℃ほどのお湯で濡らしたタオルに中性洗剤を含ませ、汚れの外側から中心に向けて、表地から軽くたたくことを意識して、つまみながら汚れを拭き取る
乾かすときは、アイロンやドライヤーを使わないようにしてください。
輪じみになったり、汚れが落としにくくなったりします。
ポリエステル製白いコートの汚れを落とす方法
ポリエステル素材は、軽くてしわになりにくいので、スプリングコートに使われることが多いですね。
洗濯表示が、洗濯OK(おけに手を入れている図)になっているコートは自宅で汚れが落とせます。
洗濯可能なコートが多いですが、必ず洗濯表示を確認することを忘れずに!
用意するもの
- クレンジングオイル(油溶性汚れの場合)
- おしゃれ着洗い用液体中性洗剤or洗濯用液体洗剤(弱アルカリ性)
- きれいなタオル
- 歯ブラシ
- 手順1汚れがついた部分の裏地に、乾いたタオルを敷く
- 手順2汚れた部分に直接液体洗剤をつける
- 手順3歯ブラシで、敷いたタオルに汚れを移す感じで、表地からやさしくトントンとたたく
- 敷いたタオルに汚れがついたらきれいな部分に変え、汚れが移らなくなるまで繰り返す
- 手順4汚れを落とした後は、水に濡らしたタオルでしっかりと叩き込んで、洗剤をふき取る
- 手順5乾いたタオルを表裏両面から押し当てて、しっかり水分を取る
- 手順6陰干しをして乾燥させる
- 直射日光に当てると変色の原因になる
ポリエステル素材は、強くこすってしまうと毛玉になりやすいので注意が必要です。
- 手順1汚れがついた部分の裏地に、乾いたタオルを敷く
- 手順2汚れた部分に直接クレンジングオイルをつけ、5分くらいおく
- 効果が薄れるので汚れている部分は水に濡らさない
- 手順3歯ブラシで、汚れた部分の外側から中心に向かって、汚れた部分の上からこすらずにトントンと叩いていく
- 手順4液体洗剤を汚れた部分につける
- 手順5歯ブラシを汚れた部分の外側から中心に向かって、汚れた部分の上からこすらずに、やさしくトントンとたたいていく
- 敷いたタオルに汚れがついたらきれいな部分に変え、汚れが移らなくなるまで繰り返す
- 手順6汚れを落とした後は、40℃〜60℃のぬるま湯を含ませたタオルでしっかりとたたき込んで、クレンジングオイルと洗剤をふき取る
- 手順7乾いたタオルを表裏両面から押し当てて、しっかり水分を取る
- 手順8陰干しをして乾燥させる
- 直射日光に当てると変色の原因になる
クレンジングオイルや中性洗剤が残っていると、汚れが落ちてもシミになってしまうことがあるので、しっかりと落としましょう!
汚れ落としには、洗剤選びもポイント!
せっかく購入した白いコートが着られなくなったら悲しいですよね。
白いコートの素材•洗濯表示•どんな汚れなのかを確認して、コートについた汚れを落としましょう。
おすすめのおしゃれ着洗い用液体中性洗剤はこれ!
植物由来の水溶性•油溶性•不溶性の汚れに対応してくれるドライマーク用洗剤です。
つけ置き5分の簡単洗濯でドラム式洗濯機にも対応。
汚れの種類を気にせず使えるので安心ですね♪
白いコートに塩素系漂白剤は使わないで!
白いコートの汚れが、なかなか落ちなくても塩素系漂白剤は使用しないでください。
コートの素材を傷めてしまったり、色むらの原因になったりする場合があります。
中性洗剤で汚れが落ちない時は酸素系漂白剤を使用してください。
酸素系漂白剤は白いコートの黄ばみ、黒ずみや血液の汚れ落としにもOK♪
外出先でコートを汚してしまったときの応急処置
外出先で、白いコートを汚してしまった経験ありますよね。
私も数え切れないくらいありました…。
すぐに洗えない場所で、白いコートを汚してしまったら応急処置をしておくと自宅での汚れ落としがやりやすくなりますよ♪
飲食店のおしぼりは、塩素系漂白剤が使われている場合があるので使わないように。
用意するもの
- ハンカチorティッシュペーパー
- 水
- ハンドソープ
- 手順1ハンカチで汚れた部分をポンポンと軽くたたきながら、汚れをふき取る
- 手順2水に濡らし固く絞ったハンカチにハンドソープを含ませ、汚れた部分をたたく
- 手順3ハンドソープをきれいに洗い流し、乾燥させる
- 手順4帰宅後、汚れが落ちていない場合はすぐに汚れを落とす
外出先で活躍するアイテムは、携帯用のシミ取りクリーナーです!カバンのなかにポンっと入れておけば安心ですよ♪
おすすめの商品はこちら。
水溶性•油溶性の汚れが、これ1本で大丈夫です。
吸収シートもセットされているので、汚れを取り込んだ液もしっかり吸収してくれて、輪じみもできません。
とっさのトラブルに素早く対応できますよ♪
白いコートは汚れ防止スプレーNG!普段の一工夫が大事
白いコートの汚れを防ぐ策として汚れ防止スプレーが思いつきますよね。
シューとスプレーをすれば、簡単に汚れ防止ができて便利です。
しかし、白いコートに汚れ防止スプレーを使うのはコートが変色する恐れがあるためおすすめしません。
一度変色してしまうと、白いコートを元に戻すことができないので注意しましょう。
白いコートを汚れから守るには、普段の行動や持ち物に気をつけることが大切です。
白いコートは、汚れが目立ちやすいので黒やネイビーといった色のコートを着るときより気をつけることがあるのは仕方ないですよね。
ちょっとしたことに気をつけるだけで、白いコートの汚れリスクが減るならうれしいですよね♪
白いコートの黄ばみや黒ずみが気になる
白いコートをある程度着ていると、襟元の黄ばみや袖口とポケット周りの黒ずみが目立ってきますよね。
白いコートの黄ばみや黒ずみの原因は、汚れやシミ、汗や皮脂の蓄積によるものです。
汚れやシミ、汗や皮脂の蓄積による汚れは、自宅で落とすことができます。
洗濯ができないコートは、無理せずにクリーニングに出してくださいね。
ベビーパウダーを襟元や袖口に、はたいておくことで汚れがつきにくくなります。
紫外線による日焼けと変色は自宅で洗濯をせずに、クリーニング店と相談してくださいね。
襟えり元の黄ばみと袖そで口の黒ずみの落とし方
日常的に洗わない白いコートの襟元と袖口は汚れが目立ちますよね。
ワンシーズン溜め込んだ汚れはクリーニングでもなかなか落としにくいのです。
汚れが軽いうちにケアをして、黄ばみや黒ずみになるリスクが少なくなるならうれしいですよね。
用意するもの
- 酸素系漂白剤
- 重曹
- きれいなタオル
- 手順1大さじ1杯の酸素系漂白剤と小さじ1杯の重曹を混ぜ合わせる
- 手順250℃程度のお湯で溶き、襟元や袖口の汚れた部分に塗る
- 手順3汚れを落とした後は、40℃〜60℃のぬるま湯を含ませたタオルでしっかりたたき込んで、洗剤をふき取る
- 手順4乾いたタオルを表裏両面から押し当てて、しっかり水分を取る
- 手順5陰干しをして乾燥させる
- 直射日光に当てると変色の原因になる
酸素系漂白剤と重曹を混ぜてもきれいに溶けない場合は、襟元や袖口に塗ったあとにドライヤーを当てて溶かすことをおすすめします。
ドライヤーは様子を見ながら当てましょう。
おすすめの酸素系漂白剤はこちらです。洗濯に加えて、掃除でも使える洗剤です。
1本で、洗浄•脱脂•漂白•脱臭•除菌の5つの働き。いろいろな洗剤を買う必要がなくなりそうですね♪
私も愛用中です!
洗濯表示には酸素系漂白剤の使用を制限する表示はありません。
コートの裏側で裾などの目立たないところで色落ちのテストをしてから使用することをおすすめします。
白いコートのお手入れと長持ちさせるための予防法
白いコートを着て外出したら帰宅後、ちょっとしたお手入れをすれば、お気に入りの白いコートを長持ちさせることができます。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、白いコートを長く楽しむためにお手入れを習慣にしましょう。
来シーズンも楽しめるように、正しく保管することも忘れずに!
- ブラッシングをする
- ぬれたタオルでえりとそでのケアをする
- 衣替えのタイミングでクリーニング店へ
それでは、白いコートのお手入れポイントを解説していきます。
念入りにコートをブラッシング
毛玉や繊維奥に残りがちな汚れを軽減するために、コートについたホコリやアカ、フケなどを落とします。
ブラシを襟や肩から下に向かってコート全体をブラッシング。
次にえりの内側、表面、裏面、袖口の順です。
ウール素材は、毛並みに逆らう方向にやさしくブラッシングしてから毛並みに沿ってやさしく整えましょう。
ぬれたタオルで襟えりと袖そでのケアをする
白いコートは色移り防止のため白いタオルを使ってください。
おしゃれ着洗い用液体中性洗剤を少し溶かしたぬるま湯に浸したタオルをしぼってからやさしくふき、洗剤が残らないように、洗剤なしのぬるま湯につけたタオルでやさしくふき取ります。
乾いたタオルを押し当てて水分をとり、風通しの良い日陰でしっかり干してください。
衣替えのタイミングでクリーニング店へ
目立った汚れがなくても、白いコートを着る季節が終わったらクリーニングに出しましょう。
白いコートを大切に着ていても、目には見えない汚れがついているからです。
そのまま放置してしまうとコートの劣化につながってしまいます。
クリーニング店のビニールカバーは、通気性がなくコートの保管には不向きなので外してください。
通気性の良い、不織布のカバーに変更することをおすすめします。
100均でも販売しているのでお手持ちのコートに合わせて購入してみてください。
コートを保管するときは、衣類同士との間隔をあけてクローゼットにしまいましょう。
収納スペースが足りない場合は、衣類保管サービスを利用する方法もあります。
お手入れや保管方法を知っていれば、白いコートを安心して着ることができますね♪
まとめ
- 洗濯ができる白いコートの汚れは、自宅でケアができるが、洗濯ができないコートはクリーニングに出す
- 汚れの種類は、水溶性•油溶性•不溶性の3つ
- 洗濯ができる白いコートの水溶性汚れにはおしゃれ着洗い用液体中性洗剤、油溶性汚れにはクレンジングオイルとおしゃれ着洗い用液体中性洗剤を使う
- 塩素系漂白剤はコートの素材を傷めてしまったり、色むらの原因になったりするので使用禁止
- 外出先での汚れには、ハンカチと水とハンドソープがあれば対応できる
- 白いコートを汚れから守るには、普段の行動や持ち物に気をつけることが必要
- 白いコートに汚れ防止スプレーを使うことは、変色の恐れがあるのでおすすめしない
- 白いコートの黄ばみと黒ずみの原因が、汚れやシミ、汗や皮脂の蓄積であれば自宅で落とすことができる
- 白いコートは、帰宅後のお手入れとクリーニングした後の保管の仕方で長持ちさせることができる
白いコートの汚れの落とし方やお手入れ方法、正しい保管方法を知っていれば、お気に入りのコートを長く楽しむことができますね。
お手入れした白いコートを羽織って、毎日を気持ちよく過ごしましょう♪
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